自分と巨乳お嬢様がご奉仕プレイするDLメイトのエロ漫画

明治維新によって零落し、花魁にまで身を堕とした武家の姫君達が、成り上がり者の元下男（家の下層使用人）に身請けされ、記念の宴会で花を散らされる…という作品。 下克上、零落ものが好きな私にとって、身分制のもとで虐げられてきたことをバネに実力で成り上がってきた男が、零落した元特権階級の令嬢達に自らのコンプレックスや恨みをぶつけてゆく展開には熱く込み上げてくるものがあった。お嬢様、没落、下克上、といったワードにピンとくる方々には絶対におすすめな作品である。 姫君達が、零落しなければ一生縁がなかったであろう花魁言葉（作中では廓言葉と表記）を使っている点を指摘される場面や、元姫君が下男に身内の非礼を必死に詫びる姿などで、零落の羞恥と逆転した関係性が表現されており、興奮を煽られる一方で、作者の芸の細かさに感心させられた。 また、下男からの執拗なまでの言葉責めによって、長女や次女が「虐げてきた者」としての罪悪感に目覚めたり、これまで見下してきた者、卑しかったはずの者から汚されることを悟ったことで絶望感を露わにしたりするシーンも非常にそそられる。 一方で、「緊縛三姉妹」と題した割に緊縛シーンが少ない点は少し疑問であった。続編に期待したい。 しかし、全体として、没落し、心も体も娼婦になり切ってゆく美しく高貴な姫君達と、成功者として成り上がってゆく醜く卑しい元下男の対比が素晴らしい作品で、高貴なものを堕とす感覚を楽しめる作品だ。