ドM学生が中出しする純愛ものかく恋慕のアダルトコミック

表紙をパッと見た感じだと可愛らしい印象が持てるのだけれど、実際の中を見てみると・・・力を入れて書いたところと、抜いたところがハッキリと感じられてしまい、少々残念だった。 正直、前半あたりからすでに「おや？」と思ったものの、中盤からは更にそれらが加速・・・。特に、ヒロインの顔の描き方が引っ掛かりを覚える。 「書き上げる」ことに手一杯になってしまったのか、極端な言い方をすると、ずっとお面をかぶっているかのように、同じ顔ばかりが描かれている光景は、正直不自然さが際立ってしまっていた。 角度的に無理を感じる場面でも、張り付いたように必ずカメラに顔を見せていて、顔の向きや表情、視線の方向や焦点の定め方すら意識されていない、ずっと単調なソレは、コピペのようですらあった。減点する必要のない、バランスの取れた体の描き方とのアンバランス具合が余計にその違和感を助長していたのかもしれない。 多少時間と気力をかけさえすれば、より質の高い作品を描くことのできる人であろうことを思うと、尚の事もったいなさを覚える作品だった。